電車オタク

フジテレビ系テレビドラマ『電車男』第三話を見る。このワードでいっぱい人が飛んでくるだろうなあ…。演出的にはかなり面白いですな。久々に爆笑させていただきました。
(ちなみに原作・映画、未読・未見です)
サトエリの件とか、パソコンに電車男のスレが入ってたりとか、サーフィンとかで、まあどうにかエルメスにオタクであることを隠していくんだろうな。テレビ的にはそれだったら引っ張っていけるだろうし。
それにしてもこれってオタク的視点で見るとかなり辛いドラマだなぁ。
2chの人たちはほとんど変態みたいな描かれ方だし(特に車掌)、オタクも徹底的に突き落として描いてる。一般的視点なんてこんなもんなんだろうけど。でも2chは最近もっと普通でしょ。
オタクっていうのは2通り居て、メーター振り切ってオタクであることに開き直ってる人と、オタクであることを恥ずかしがってる人が居る。ドラマの中で劇団ひとり(だったかな?)が『オタクに誇りをもててない』という発言があって、それはこれを良くあらわしてると思う。
身の回りのことで言えば、教室でメイド服着た萌え女の子が表紙の『ガンガン』を堂々と読んじゃったりするクラスメイトも居る中で(当然回りはヒいてるけれど、そいつは全然気にしない)、僕は同じ学校のバッグを持ってる人が回りに居ないか確認しながら『ファウスト』を買うわけである。
電車男が実際この後脱オタするのかどうかはわからないけれど(原作未読だし、ドラマの演出で変わるかもしれない)、今回の話では電車男はオタクであることに引け目を感じていて、これが『隠れオタク』からすると余りにイタい表現になっている。
電車男がこの後脱オタするのならば、隠れオタクからすればある意味最強のサクセスストーリーで、同時にとんでもないくらいの絶望の提示にもなる。(できることならオタクをやめたい、という願望を叶えてくれるというのと、オタクをやめなければやっぱりやっていけないんだ、という現実が同時にそこに存在する)
脱オタする方が美談になるからそうなるだろうと踏んでますが(笑
まあとにかく、結構面白いですな。伊藤美咲は美人だなぁ。