ファウスト買ってきた。
ユヤタン鏡家サーガ連作以外、はっきり言って興味なし。
そのためだけに買ったようなものである。あ、あとファウスト賞
上遠野さんの作品も、読む気ではあります。
メルマガ見るにまた何かやる気みたいだけど、そろそろついていけないかもしれない。
単に売り上げを上げたいのか、それによって読者の絶対数を多くし作品を届けたいのか判別がつかなくなってきている。
ちゃんと批判するなら、読んでみてから。
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読んだ。(ユヤタン鏡家連作、上遠野×西尾×北山セッション、ファウスト賞講評)
やっぱりファウスト賞の編集長のコメントを見ると、何かパワーは感じる。
しかし今回の雑誌の色とそれが余りにも矛盾してしまっている気がする。
上遠野さん特集は良い。僕は上遠野さんがどれだけブームになったのかもしらないので、どうこう言える立場ではないのだ(上遠野清涼院以降なんて言い方は初めて聞いたんだけれど…)。
色々考えたんだけれども、考え方の完全な一致はありえないのだと思う。
もし例えば『ファウストだったら何でも許します』という指向だった場合、きっとJが望んでいる新しいものは出てこないのではないだろうか。そんな狂信的であり宗教的な見方ではダメなんだと思う。僕は相当にファウストのコンセプトにシンパを感じているけれど、相容れないところは相容れない。それでも良いんじゃないかと思う。(それはダメだ的なニュアンスが今回の座談会で見られたけれど)
僕は今回座談会で言っていた計画についてはおおいに賛成だし、『やってくれる!』と思った。そういう要素がある限りファウストには期待できると思っている。
最も僕が不満なのは今回の小説の少なさ。僕は小説が読みたいんです。
前回の文芸合宿は(勿論企画の性質上クオリティは落ちたかもしれないけれど)作品が沢山読めたし、それぞれの特色が出てたし、作家のすごさを見せる結果になっていたと思う。
作家のすごさは作品じゃないと伝わらない。すごさが伝わった上でインタビューを読んで感動したり感心したりするものなのだと思う。
だからひぐらしをやったことのない僕はひぐらし特集には目を通してないし、通す気も無い。(それはどうしたって野次馬的な読み方しか出来ないと思うから)
あと、分厚すぎて読みづらいです。どこかで見かけた考え方だけど、厚さ半分の隔月化のほうが良い。厚ければ良いってことはないと思う。
佐藤友哉氏は確実にレベルアップしていると思った。
群像の続編扱いですが、これはやっぱりすごい良いです。
やっぱユヤタンすげぇなぁー。鏡家サーガだとイキイキしていると思う。
ユヤタンは会話がセンスあるなーと思います。会話にセンスを感じるのは他に森さんとか。これもいずれ単行本化するんでしょうか。楽しみですね。売れてるみたいだし、するでしょう。いいなぁ。
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なんだかんだで第四次ファウスト賞の締め切りは9/30ですね。
応募するつもりです。今自分が一番求めているフィールドはやっぱりココ。
ネタが二つ。どっちを書こうか考え中。
叙述っぽい作品とアンチ・ファウスト(笑)な小説。
どうしようかな。期限が長いから両方書いてみて気に入ったほうを応募するという手もある。(第三次のは二週間ほどで書き上げた、と思う)ごめん嘘。調べたら一ヶ月くらいかかってた…orz
夏休みは読みまくって書きまくりたい。
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ECCO奈津川サーガまだぁー?(AA略