佐藤友哉『赤色のモスコミュール』を読む。

ファウスト1号掲載の佐藤友哉『赤色のモスコミュール』を(今更)読む。
人数の限定された閉じられた世界がどうやって拡散していくか、霧散するかを描いている小説。うまい。『灰色のダイエットコカコーラ』の続きだけれども、『灰色』程舞城・西尾を意識した文体にはなっておらず(あれは意識的なものだろう)、独自の文体になっている。しかし極度に『純文学』を意識したような不自然な描写も見受けられる(突如英語の歌が引用されるところなど)。
色々書こうと思ったけど眠いのでもう無理です。ばたんきゅー。