去年の読んだ作家ランキング - 孤立記帳＠新天地

去年一年間で読んだ本の合計は182冊でした。惜しくも200冊に届かず。今年は行くぞ！と、いうことでその内訳です。

1位　森博嗣：32冊
- 『工学部・水柿助教授の日常』、『詩的私的ジャック』、『工学部・水柿助教授の逡巡』、『封印再度』、『まどろみ消去』、『幻惑の死と使途』、『夏のレプリカ』、『今はもうない』、『奥様はネットワーカ』、『数奇にして模型』、『有限と微小のパン』、『地球儀のスライス』、『黒猫の三角』、『人形式モナリザ』、『月は幽咽のデバイス』、『夢・出逢い・魔性』、『魔剣天翔』、『今夜はパラシュート博物館へ』、『恋恋蓮歩の演習』、『六人の超音波科学者』、『捩れ屋敷の利鈍』、『朽ちる散る落ちる』、『赤緑黒白』、『虚空の逆マトリクス』、『MATEKI』、『四季（春・夏・秋・冬）』、『φは壊れたね』、『探偵伯爵と僕』、『θは遊んでくれたよ』

　刊行数が尋常じゃないので、まぁ当然の1位って感じですね。S&M、V、Gのうちのほとんどを去年読みました。

2位　西尾維新：11冊
- 『クビシメロマンチスト』、『クビツリハイスクール』、『サイコロジカル（上・下）』、『ヒトクイマジカル』、『零崎双識の人間試験』、『ネコソギラジカル（上・中・下）』、『ニンギョウがニンギョウ』、『新本格魔法少女りすか２』

　がくんと減って西尾が2位。戯言シリーズを1年で読みました（クビキリだけ一昨年）。りすか・ニンギョウも読んだので、まぁ妥当な2位でしょう。

2位　霧舎巧：11冊
- 『四月は霧の00密室』、『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』、『六月はイニシャルトークDE連続誘拐』、『七月は織姫と彦星の交換殺人』、『霧舎巧傑作短編集』、『八月は一夜限りの心霊探偵』、『ドッペルゲンガー宮』、『カレイドスコープ島』、『ラグナロク洞』、『マリオネット園』、『九月は謎×謎修学旅行で暗号解読』

　なんと同率で霧舎が2位に滑り込み。《あかずの扉》シリーズ、霧舎学園シリーズ両方を今年読みました。これは意外だった。

3位？　京極夏彦：8冊
- 『姑獲鳥の夏（上・下）』、『魍魎の匣（上・中・下）』、『狂骨の夢（上・中・下）』

　分冊文庫で『姑獲鳥の夏』、『魍魎の匣』、『狂骨の夢』を読みました。計8冊ということになるのですが…。微妙。『鉄鼠の檻』がまだ積読なのに『絡新婦の理』が出ちゃいますね。ってかこれだけでまた8冊になりますね。うーん。分冊で出てるなら分冊でカウントするんですが、これは１冊でも出てるから微妙ですね（合計の数は分けて数えてます）。

3位　浦賀和宏：7冊
- 『眠りの牢獄』、『時の鳥籠』、『頭蓋骨の中の楽園』、『とらわれびと』、『記号を喰う魔女』、『学園祭の悪魔』、『松浦純菜の静かな世界』

　安藤シリーズを読んだので、浦賀が3位にランクイン。今年は松浦シリーズに期待！『火事と密室と、雨男のものがたり』、『彼女は存在しない』、『ファントムの夜明け』を積読中。

4位　高里椎奈：5冊
- 『銀の檻を溶かして』、『黄色い目をした猫の幸せ』、『悪魔と詐欺師』、『それでも君が』、『お伽話のように』

　意外や意外、高里が4位にランクイン。とりあえず『ドルチェ・ヴィスタ』の最後の一冊『左手をつないで』を読まなければ。後『フェンネル大陸偽王伝』が面白いと噂なので読みたいです。『薬屋探偵』は文庫でこれから追っていきます。来年2冊くらい出るかな？

5位　石崎幸二：4冊
- 『日曜日の沈黙』、『あなたがいない島』、『長く短い呪文』、『袋綴じ事件』

　とりあえずさっさと『首鳴き鬼の島』を出してください！　まってます！　そして講談社ノベルスから華麗な復活を！

5位　上遠野浩平：4冊
- 『殺竜事件』、『紫骸城事件』、『海賊島事件』、『禁涙境事件』

　事件シリーズです。ブギー・ポップね…。

5位　はやみねかおる：4冊
- 『虹北恭介の冒険』、『虹北恭助の新冒険』、『虹北恭助の新・新冒険』、『虹北恭助のハイスクール☆アドベンチャー』

　虹北シリーズです。完結が楽しみなシリーズですね。

5位　高田崇史：4冊
- 『試験に出るパズル』、『試験に負けない密室』、『試験に出ないパズル』、『パズル自由自在』

　千葉千波くんシリーズです。今年は『QED』にいってみようかな。

5位　ジョン・クリストファー
- 『トリポッド（1・2・3・4）』

　トリポッドです。西島大介さんが挿絵をやっていたので買いました。来年は西島さんの『アトモスフィア』、『世界の終わりの魔法使い』、『凹村戦争』、『ディエンビエンフー』などを読んでみようかと思っています。

なんというか、これで良いのか！これで良いのか！俺！ほとんどメフィストじゃないか！ちうかね、これはちょっとね…。しかし上半期と下半期で読書傾向が変わっていっているのが笑えます。最初のほうは只管森博嗣とか西尾維新とか浦賀和宏とか、とにかく講談社ノベルスって感じだったんですけど、後半は三島由紀夫とか大江健三郎とか中村文則とか、そういうのを読んでます。来年はもっとスクランブルに色々読みたい。恐ろしく溜まった積読も処理したい。森博嗣はかなり読んでしまったので、来年は1位になるかどうか怪しいですね。でも刊行数が毎年多いからなぁ…。でも、今年1位2位3位の人たちは刊行物をほとんどもう読んでしまっているので、来年はこんなに読めないですね。さて、どうなるかな。